おっちょこちょいな日常をおくる、うるるの雑記ブログ。

『太平洋序曲』プレトーク

あ、そっか。「ミュージカルにようこそ」の方は幹二さんによる選曲・監修のアルバムで、幹二さんの歌声は「愛と死の輪舞」だけなんですね!ブイちゃんみたいに常に録り溜めてる感覚で、幹二さんの歌声で聴けるのかと思ってました、失礼失礼!(よく読めよ!)石丸先生のラジオの教材的なことか~(笑)ふむぅ、ますますミュージカルへの造詣が深くなりそうですね≧∀≦

造詣といえば、先日の日曜日、神奈川芸術劇場 KAATで上演中の『太平洋序曲』にお邪魔してきました!モチロンお目当ては畠中さん≧∀≦!!なんですが~~越えなきゃいけないハードルも若干あり、ちょっと心配&身構えつつ劇場へ…(苦笑)
…と思いきや、それはまったくの杞憂に終わりました。『太平洋序曲』、ものすごーく良かったです!私のソンドハイムアレルギー(あれ、書いちゃったよ!笑)は一体何だったんでしょうか?ってくらい、どーんと魂に響く作品でした。畠中さんもめちゃめちゃ良かった!まだ余韻が抜けない感じ。

この日はちょうど演出の宮本亜門さんによるプレトークがありまして、適当にチケット取ったのにラッキー♪とばかり、亜門さんのお話も拝聴してきました。アフタートークはよくあるけど、どうしてプレトークにしたのかというと「皆さんお芝居が終わったら一刻も早く中華街に行きたいと思いますので~」とKAATの方のご説明(笑)。これ、なかなか新鮮で良かったです。お話もめちゃめちゃ面白かった!!

以下、自分のための備忘録です。夢中でメモを取ったのですが、後から読み返せない文字まんさい~(お約束)。だいぶ捏造しちゃってるかもしれませんので、あしからず。ニュアンスで受けとめてください。

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6/26(日)「太平洋序曲」プレトーク @大スタジオ(5F)

KAAT広報の岸さんが前説をしている途中、呼び込まれてもいないのにスタスタ登場されてきた亜門さん(笑)肉声で「後ろの列の方、僕の声聞こえます?」と一声。大丈夫とわかると「マイクはいらないよね?」と用意してあったマイクを置かれて、フランクな距離感で話し始めました。なんとも亜門さんらしいマイペースな始まり~。

「この作品、すでにご覧になった方っていらっしゃいます?」という亜門さんの質問に手を挙げたのは4~5人くらいだったかな?「初めて観る方は?」という質問に、うるを含め9割以上のお客さんが挙手すると、「わぁ、これからご覧になる方に今から話すことがネタばれになったらゴメンナサイ!でも、わざわざプレトークに足を運んでくださったということは、皆さん知識を得たいということだと解釈して話しちゃいますね?」

ブロードウェイを信じていない
まず『太平洋序曲』について解説された亜門さん。
この作品はアメリカ建国200年記念として1976年にブロードウェイで上演された作品です。作詞・作曲はスティーヴン・ソンドハイム。ソンドハイムは『南太平洋』『サウンド・オブ・ミュージック』で有名なオスカー・ハマースタインのお弟子さんで、デビューは『ウエストサイド・ストーリー』の作詞です。

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大抵の作家は(例としてALWの名前を出されてた)CDになった時に大衆に受ける曲を作ろうとする傾向があるんだけど、ソンドハイムはお構いなし(笑)。彼は「ドラマの中に音楽をもっともっと取り入れたい」という想いがあって、その登場人物の心に寄り添って、感情を音で表現したり、セリフを言うように音楽を作るのであんな風になってしまう。よくソンドハイムの旋律は難解だと言われますが、ソンドハイム曰く「わざと難しく分かりにくいものを作った覚えはない」そうです。

ソンドハイムはプライベートで会うと日本酒が大好きな、人の好いおじさんなんですけども(笑)「ブロードウェイを信じていない」って僕に言うんです。ブロードウェイのミュージカルで、スターがこれみよがしに朗々と歌いあげて「さぁこのポイントで私にもっと拍手を~」ってショーストップみたいになってるのを見るとムカつくんだって(大笑)

宝物を探す
そもそも、この作品はジョン・ワイドマンが大学時代に考えた企画をハロルド・プリンスに持ち込んだのがきっかけです。1976年の初演は大失敗だったそうで、ナレーター役はマコ岩松さんという素晴らしい役者さんが演られたんですが、残念なことに劇評は良くなかった。初演の映像が残っててYouTubeで検索したら観れますので(笑)、興味があったら観てみてください。黒船とかね、すごいんですよ。
この作品をやるにあたって、ブロードウェイで失敗したと聞いて僕は俄然興味がわきまして~(笑)ソンドハイムの旋律は大好き。諦めない、そこにある宝物を探すんだという気持ちで取り組みました。そして何度も何度もCDを聴いて、出来るだけシンプルにしようと決めたんです。

キュービズムを取り入れた作品
この作品は実験作で、特にソンドハイムがやりたかったのは「キュービズム」を持ちこむことです。「キュービズム」ってピカソがやってた技法なんですけど、1つの物事を1つの視点で見るんじゃなくて、(手を上下左右四方八方に動かしながら)多角的に見るとその対象物が別のものとして浮かび上がってくる。日本人からしたら「ん?」って思う部分もあるけど、色んな角度から見た日本を描いてます。

1幕の最後に「木の上に誰か」というシーンがあるんですが、アメリカと日本の交渉が行われている特設の屋敷での様子を、木の上から覗いていた少年と床下で警護していた武士が語っています。でも木の上から覗いていた少年は、目には見えるけど声は聞こえない、一方、床下で警護していた武士は声は聞こえるけど目には見えない。お互いに何かが欠けている者たちが同じことを話している。つまり、一方的に見るものには偏りがあって何かが欠落しているかもしれない。でもあらゆる角度から見ると、何かが見える。

また2幕の「プリティレディ」というとても美しい歌があるんですが、水平さんが同じことを繰り返します。それは物を裏と表から見てごらんということです。この作品はそういう仕掛けがあって、時間と空間を飛び越えるところが面白い。皆さん、宇宙視点で観てもらえるといろんな発見があると思います。

山本太郎さんについて。
山本太郎くんですけど、聞かれてないけど色んな人か

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うるる

映画とミュージカルが大好きな、うるるのブログです。ご贔屓の俳優さんは、上質を知るミュージカル界の貴公子こと石丸幹二さん。私もコーヒーが大好きなのですが、1年に3回くらい派手にぶちまけて周囲から哀しい目をされます。自他ともに認めるおっちょこです。アイコンはふわふわ。りさんのイラストです。

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コメント

  1. まほちち より:

    レポートありがとう
    見てもわかっていなかったことが多かったです
    松本のチケット確保されたようですが、
    地震の報道!
    余震が続かなければいいですが、、

  2. うるる より:

    まほちちさん、いらっしゃいませ!いえいえ~、つたないレポでスミマセン。
    やはり演出の方のお話を聞くと、理解度が深まりますよね。
    私いつもはホゲーっとアホ面で芝居を見てる人なので(笑)プレトークに参加できて良かったです。でも何も知らずに観て、「あのシーンが面白かった」「あそこに感動した」とかでも、きっと間違ってはいないはず~?(言い訳?)
    ホント、今朝の松本の地震大きかったですね~。
    活断層さん、そろそろ落ち着いて><

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