おっちょこちょいな日常をおくる、うるるの雑記ブログ。

3月に観た映画-2014

■ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
アレクサンダー・ペイン監督のロードムービー。これ、とっても好みの映画でした~。前作もだったけど、私ペイン監督の作品とすごくリズムが合うようで、ずーっとクスクスしながら観てたのに、気づくと目がうるうる。もしかしたらモノクロじゃない方がもっと沁みる画が撮れたかもと思うんだけど、あえてのグレイな風景の中を走るスバルが愛おしくて仕方なかったです。とにかく後味がほっこり爽やか。良作。優しい時間に身を置いて、映画館を出る時は私もひとつ優しくなれたような気がします。
キャストは言わずもがな、ブルース・ダーンのおとぼけ感が何とも絶妙。金の無心をしてくる親戚にぴしゃりと言い放っちゃう母親ジューン・スキッブの痛快さ。(このシーンは最高でした♪)そして、詐欺とわかっていても、なんだかんだ父に付き合ってあげる息子ウィル・フォーテの困惑と情愛。自分の立場的には彼の心情に寄り添って観てたんだけど、面倒臭さと家族愛の加減がすごく上手かった。最後にデヴィッドがとった行動がまた感動的で、ブルース・ダーンの誇らしげな表情が良かったな。親のちょっとした夢(わがまま)にちゃんと耳を傾けて叶えてあげられたらいいな、と思わずにはいられない作品でした。

 

■ダラス・バイヤーズクラブ
1980年代、HIV陽性と診断された電気工でロデオカウボーイの主人公ロン・ウッドルーフが国内未承認の薬を販売する「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立し、多くの患者に無認可薬を提供することに。実話ベースのストーリーです。
何と言ってもAIDS患者を演じるために21kg減量しちゃったマシュー・マコノヒーの役者魂をリスペクト!今まで抱いてたマシューのイメージがガラガラガッシャンッと砕かれます。役者さんってすごいなぁ。オスカー主演男優賞受賞おめでとうございます!そして強烈な印象でスクリーンの中を生き生きと泳いでいたジャレット・レト。これまたオスカー助演男優賞おめでとうございます!そんな2人のすごい男優さんが弾ける作品でした。
これ、日本映画だったらもっとウェットな感じにしちゃうだろうし、主人公は病気を患って仲間の死も経て、もっと成長するんだろうけど、とにかく一貫してブレないのはあっぱれというか、ドライ。正直まったく彼に共感することもなく、1ミリも寄り添えないまま終わっちゃったんだけど(笑)、映画全般に太く流れてたのはそんな彼の生への執着と底力でした。まさに振り回されても振り回されても、決して地に落ちるまいと必死に牛にしがみつくロデオカウボーイ。そのためなら何だってしてやる。その必死さがぐいぐいと迫ってくる。たとえ万人受けしなくても、その必死の様から何かがこぼれ落ちればいい。そんな映画です。主人公は日本にも薬を買いに来るんだけど、変な日本語を話す中国人(?)の演技が微妙で、そこだけモヤっとしちゃったかな(苦笑)
もし私が余命30日と言われたら何を思うんでしょう…。諦めるのか。足掻くのか。

 

■それでも夜は明ける
アカデミー賞の予想を当てておいて何ですが(発表時はまだ未見だったの)、奴隷の哀しみ痛みにスポットをあてた作品がこれまでにもたくさんあったのに、あえてこの作品でオスカーかぁ…という思いも。決して悪い映画ではないんだけど…もっとガツっとした骨太の話を期待していたせいか、もうひとつ食い足りなかったかな。
「ダラス~」と同じく、こちらも実話ベース。ある日突然騙され拉致され、12年もの間、奴隷生活を強いられた自由黒人のソロモン。勉強不足でごめんなさいなんですが、私はこの「自由黒人」という階層について知識がなかったので、冒頭のセレブ時代に少々戸惑いがありました。黒人の中でも格差があったのですね。結果的にソロモンは、逃げる先がない奴隷の仲間たちを見捨てて、自由な元の世界に戻っていくわけですが、その部分にも複雑な思いを抱いてしまったわけで。・・・っていま書いてて、そんな受け手の感情もコミで、奴隷制度に対する多様な問題をスティーヴ・マックィーン監督は提示しようとしてたのかな。
覚悟はしてたけどムチ打ちなどの痛いシーンやルピタ・ニョンゴが性の餌食になるシーンはホントに辛くて目を背けたくなります。でもこういう制度があったこと、人間がこんな風に扱われていたことがあったのだというのもまた事実なのですね。
で、最後にブラピが颯爽と出てきて、颯爽と美味しいとこ持ってっちゃったとこがまた「ええええー」なんですよね。王子ブラピに反比例して最悪きわまりないクズな役どころを相当頑張ってたマイケル・ファスベンダーに涙(笑)
奴隷という枷に嵌められ彼らは何を糧に明日を生きるのだろう。胸がつまる。その暗闇のなかで立ち上がった者が試金石を投じた作品。オスカーおめでとうございます!

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■アナと雪の女王
公開してすぐに吹き替え2D版、字幕3D版、両方観ちゃいました!(笑)個人的には『塔の上のラプンツェル』の方が好みだし、正直言ってストーリー的に「ん?」って思う部分もなきにしもあらずなんですが、細かいこと抜きで、やっぱりディズニーのミュージカルアニメが大好きです~!キャラクターも可愛いし、ツボをぎゅうぎゅう押されまくりで、めっちゃ楽しんじゃいました。とにかく映像は文句なしに美しく、雪や氷の描写の素晴らしさ。氷で雪がキラキラで純度100%なのは本当すごい。北国育ちの私が言うんだから間違いなしです(笑)そして楽曲にもテンションだだ上がり。何と言っても「Let It Go」が大好きすぎて、松たか子さん版もイディナ・メンゼル版もしっかりiPodちゃんにDLしちゃいましたよ。カラオケで歌いたいなー。れりごー♡

 

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うるる

映画とミュージカルが大好きな、うるるのブログです。ご贔屓の俳優さんは、上質を知るミュージカル界の貴公子こと石丸幹二さん。私もコーヒーが大好きなのですが、1年に3回くらい派手にぶちまけて周囲から哀しい目をされます。自他ともに認めるおっちょこです。アイコンはふわふわ。りさんのイラストです。

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