miraさんの「兵士の物語」 12/26 アフタートークレポ

12/26に行われた「兵士の物語」アフターレポのmiraさんバージョンです~。
改めて読ませていただくと、やっぱり私だけで楽しむにはもったいない大作。LEOさんにしろmiraさんにしろ、私はこんなに的確に素晴らしい文章を書かれる方たちに駄文を垂れ流していたのかと(ひええええぇ…)いやぁ、世間知らずって恐ろしい(苦笑)
ではでは、miraさんの素敵レポもぜひぜひお楽しみください~!miraさん、本当にありがとうございました。こちらのようなヘッポコサイトにレポをくださってとても嬉しかったです。そして突然の掲載のお願いにも快く了承くださいまして感謝しています~(感涙)

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2009年12月26日 16:30開演 日経ホール アフタートーク

アフタートークのご報告。
司会は、もちろんおなじみ福島さん。HPでは、この日幹二さんの名前だけでしたが、白井さんも遅れて途中から参加。白井さんのお話も聞きたいと思っていた私には、うれしかったです。
幹二さんは、ジーンズに履き替え軽やかにキラキラの笑顔で登場でした。80分近く舞台に立ちっぱなしだった疲れが、微塵も感じないくらいステキすぎる笑顔でした。

まず稽古中の話。
前回のイノックの時は、2~3カ月に渡る稽古期間だったけど、今回の稽古期間は10日間しかなっかた。その分稽古のある日は、まる1日稽古していた。朝の10時頃に始まり終わったのが夜の10時だったことも。(こんなすごい舞台がたった10日間の稽古で完成してしまうことに、かなりびっくりした私です。)
稽古中、休憩時間があると15分ぐらい寝るんです。寝ることで体力も声も復活するんです。エネルギー切れみたいな状態で、ストンと1~2分で熟睡してしまう。皆さんもそういうことありませんか?と客席に問いかけてました。ただこの15分ぐらいで元気になるので、起きるとさあ始めましょうと自分がなると、まだ周りがやっと休憩し始めたところで、僕って間の悪い人間なんです。と謙遜されてました。(ファンクラブのイベントの時も、始まる前少し寝てましたというお話をしていたような気が)
福島さんによると、石丸さん白井さんの集中力はすごい。お昼を食べることがなかったと。そして普通に床の板の上に寝る石丸さんに少しびっくりしたみたいなことを話してました。

白井さんの演出について。
白井さんの演出はすごく細かい。この日も昼公演の後、兵士の感じを少し変えてみましょうということで、夜公演の兵士は少し変わっていたんですが、皆さん分かりました?と客席に問いかけ。でもその後で、昼と夜両方見ている人少ないよねと気付いたご様子。(ちなみに両方見たけど、分からなかった。残念・・・。夜の方がより理解できたけど、これは2回目だからだろうし…。)
本来の「兵士の物語」では、バレエダンサーが踊って表現しているところも、今回は白井さんがセリフを作った。幹二さんは、この場面踊れと言われたら、踊る覚悟は少ししました。と笑ってました。(幹二さんがバレエを踊る姿、全く想像つかない~。それはそれで少し見たかったかも?と思いました。)

舞台のセットは、楽屋の設定について。
白井さんがアダム・クーパーの兵士の物語を見たときに、思いついた。この舞台の楽屋に1人石丸さんが訪れ、そこにある衣装や台本を見つけ芝居を始めたら面白そうと思い今回の設定が生まれたと白井さん。

悪魔について。
幹二さんは、悪魔は実は自分の中にある良心。そそのかしているけど、それと同時に本当にそれでいいのかと問いかけていると思う。
白井さんは、時間。時間は誰にも操れない。だから悪魔のマネキンの横に、時計を置いて、最後の場面で時計の針がグルグル回る演出にした。(意味ありげな時計だなと思って見ていたので、時計の役割が分かりすごく納得。)幹二さんは、この時計の針がグルグル回るところが見たいけど、見れなくて残念。でも後ろで針が回っている音は聞こえるんです。とのこと。

最後に。
幹二さんは、これからもいろいろな朗読作品をやっていきたい。
そして白井さんは、演出ならやりたいが、役者としてするのは、嫌。こんなにセリフがあり、今回は段取りが多く大変な作品。自分には無理。しかも次々と演出を変更する自分の演出を、役者として受けれない。そんな演出を石丸さんは嫌な顔一つせず受けてくれる。福島さんによると、演出をしている白井さんの机の上には、消しゴムのカスの山ができるそうです。
こんな文章でうるるさんに伝わるのかかなり不安ですが、憶えていることを書いてみました。自分の文書力と表現力のなさに、泣きたい気分(笑)。
とにかく全体の印象として、幹二さんは白井さんの演出をすごく信頼していて、刺激的で楽しいと思っていることが感じられるアフタートークでした。

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これで26日のアフタートークは行ったも同然!完璧じゃないですかー?miraさん、重ね重ねもありがとうございました!

LEOさんの「兵士の物語」 12/26 アフタートークレポ

LEOさんが、12/26「兵士の物語」のアフタートークのレポも送ってくださいました!!これまた素晴らしいの一言です~!何とお礼を申し上げたら良いのやら…(涙)LEOさん申し訳あり本当にありがとうございます!では、素敵なレポート、ご堪能ください!

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2009年12月26日 16:30開演 日経ホール アフタートーク

まずお馴染みの福島さんが登場し、白井さんは所用で到着まであと少しかかるので、と先に『兵士の物語』の他のバージョンを観たことがある人いますか?なんて
客席に聞きました。若干いらしたようです。それらとの関わりもあとで白井さんとお話しましょう、というところで幹二さんスタンバイ完了。袖でうかがう幹二さんをいち早く発見(笑)。グレーっぽいGパンに黒い長袖のカットソーでした。うーん、爽やか!「今日はありがとうございました~」とにこやかにご挨拶してくれて、ステージ上に置かれた3つのうち真ん中の椅子にマイクを持って座りました。ちなみにこの日は翻訳の岩切さんも客席にいらっしゃって、福島さんが紹介してくれました。

まず稽古時間のお話。
『イノック・アーデン』のときは時間をかけてやったそうですが、今回はなんとたったの10回の稽古で本番になったそうです!これにはみなさんびっくり。1回のお稽古時間が8時間とか10時間にまで及んでいたそうです。パンフレットにも書かれていますが、そんな稽古中、幹二さんも白井さんもお昼もとらずに時間を忘れて没頭されていたようです。休憩をとる時間も、幹二さんはすごく短時間で「始めようか」って。でもそれは幹二さんが短時間で睡眠をとるからだそうです。喉をずっと使ってるので10~15分横になって眠るそうで、起きるともう回復さ
れているとのこと。「まだみんなはしゃべり疲れてこれからお茶でも、ってときにね(笑)」「だからみなさんもカラオケとか行って喉疲れたら眠るといいですよ(笑)」「1分とか2分とかで眠れちゃうんですよ。そいういうときってありますよね??・・・そりゃ疲れてるときですよ?」茶目っ気も見せながら客席にも視線を向けながらお話される幹二さんでした。

それから本編の内容に関わるお話。
4役と言っても実際は悪魔が何役も姿を変えるので、福島さんと一緒に役柄を思い返して指折り数えました。その中の「相棒」として出てくる役は白井さんが作られた役柄だそうですが、途中本を閉じて兵士に語りかける役と「似てきちゃいましたね~(笑)」と。でもその語りかけているのはやはり、兵士に痺れを切らして口を出してしまうストーリーテラー自身だという解説も幹二さんご自身でお話してくれました。それから、「今日ちょっと言い忘れちゃった」と悪魔が扮する老婆の商人が単に「女性」の商人ではなく、「老婆」であることを言い忘れてたと暴露してくれました。「だからあんな声なんですよ」と。悪魔が歌うシーン、実はあれが一番やりやすいそうです。普通にリズムだけで歌えるから。他は楽譜にあわせてどこで話し始めるかということまでストラヴィンスキーが元々示しているそうです。福島さん曰く、白井さんの指示もとても細かいようで、それを聞きながら幹二さんも白井さんのまだ座っていない椅子を指差して笑ってました。それから少しして白井さんも登場。白井さん、トークに入ってからもときどきフツーに私たちと同じような感覚で幹二さんたちの話を聞いているようだったり、ちょっと言葉を挟むときもマイクを口に
持っていかなかったりで、何度か幹二さんに「マイク・・・」って突っ込まれてました(笑)。

白井さんがいらしてからは、白井さんがオリジナルで付け加えている部分のお話。本来ダンスや曲のみでセリフのないところに、ト書きである部分をセリフにしたり、というパンフレットにもあったお話で、幹二さんは「踊れって言われたら『ごめんなさい!』って言う覚悟してたんですけどね(笑)」。白井さんがセリフを足していく中で、元々ないところに言葉を
置くと楽器に消されてしまうことなどもあったそうです。幹二さんも「すごく大きな声でしゃべってるんですけどねぇ、消されちゃうんです」。そこでまた何度も変更があったり。でも幹二さんは文句一つ言わずに付き合ってくれる、と白井さんに感心されていました。そこで「だって面白いですもん!」と間髪入れず答える幹二さんに、ドキッとしちゃいました。文句を言うどころか面白いって思えてる幹二さん。これが幹二さんですよね。こういう幹二さんだから大好きなんだよなぁ、って思ったら一人で密かにめちゃくちゃ感動しちゃってました。変更という点では、この日の昼と夜とで少しまた変えたところがあったそうで、兵士のキャラクターが少し変わっていたそうです。白井さん「明日も変えましょうか」なんておっしゃって、幹二さんも「明日はまた違うかもしれませんよ♪」とお客さん誘惑(笑)

福島さんから、「石丸さんにとっての兵士と悪魔、どう捉えていますか?」といった質問がありました。兵士についてはちょっとよく思い出せなかったのですが悪魔については「自分の内なる声、自分を試す良心だと思ってるんです」とのこと。あと、この最少人数での上演はちゃんとストラヴィンスキー自身がスコアを書いたものなのに、3人での上演というのはこれまでなかったようで、もしかしたらこのオリジナルの上演は日本が初かもしれない!ということです。「やっちゃいましたねぇ」と幹二さん。今回の白井さん演出では、幹二さんがアダム・クーパーとウィル・ケンプのバージョンを観にいって、最後にふらっと楽屋に立ち寄って、そこにあった衣装と台本を見つけ、「これかぁ。俺もやってみようか?」とやり始めてみた、という発想があったとのこと。だから幹二さんの登場の仕方があんな様子なんだそうです。

「今日ね、途中でコンタクト落としちゃったんですよ」というから会場びっくり。でもそう言われると、確かに机のそばで右目をこすった直後、きらっと光ったものが落ちたのですが、まさかそんなことだとは思わなかったので大粒の汗でも落ちたのかと思ってました;「だから左目だけで台本読まないといけないからちょっと変な格好になっちゃって。それは演出じゃないんですよー(笑)」時折手にするバイオリンも、左手に台本を持っていると右肩に当ててしまうんですよね。それも「バイオリニストの方には本当に失礼だとは思うんですけど・・・まいっか、って(笑)」

最後の幹二さんのセリフのシーンのお話。幹二さんはあのセリフを舞台上で椅子に座ったまま一瞬シリアスに再現してくれました。そのとき会場の方を指差してました。が、私の位置からはその手と顔がかぶってしまい右手の人差し指で表情は見えず残念~。あのセリフはあるバージョンとないバージョンがあるらしく、白井さんはあえてその部分を使うことでお客さんにも「持って帰ってもらう」、という意図があったそうです。

そしてそろそろお時間。退場のとき、幹二さんは袖に隠れる手前でもう一度振り向いて手を振ってくれました~♪少しも疲れを見せず元気そうで楽しそうな幹二さんをいっぱい見られちゃいました。たぶん30分近くあって、思ったより長めのトークショーでした。もしかしたら、白井さんが遅れた分、長く幹二さんのお話が聞けちゃったかな?本当に素敵な舞台を見せてくれた後に、さらにあんなに笑顔を見せながらたくさんお話してくれて、とっても
嬉しかったです。幹二さん、いつも本当にありがとう♪白井さん、福島さんもありがとうございました♪(ロビーで福島さん見かけると、馴染みすぎて挨拶しちゃいそうなっちゃう・笑)